川又Dが川又PDに進化した



ディレクターからディレクター兼プロデューサーへ



川又PD昇進おめでとうございます



正直ゴミの様なPがバックに居ると思っていた僕にとってこれだけでおめでたい内容だった


まずはこのインタビュー記事を読んでほしい







正直に言うと
Twitterでも書いたけど
嘘偽りなしに僕は感動した

自分がこんなに信オンに気持ちがあったんだなあと思う位、心が動いた



違う業界だけど、近い業界に居るからどれだけあり得ないことを言ってるのか判断できると思う
この記事で川又PDが言ってるのは、FFで吉田Pがやった様な改革をやるってこと
もう遅いっていう意見もあるのかもしれない
もっと早くやれよって思う人もいるかもしれない


でもね


このインタビュー記事の中で川又さんが言ってることって僕がずっと前からやってほしかったことだし、やってくれってずっと言っていたこと

全部は、いきなりは、無理

それは当たり前、でもこの方向でやるって言ってくれるなら、ちょっとずつでもやっていってくれるなら本当に応援する



自分が言っていたことが通ったからとかそんなのじゃなく
多分これって大多数の意見でもあるし、なによりプレイしてたら一番負担になってる部分だから
そこを変えようって言ってくれるなら応援する




何がこんなに僕の中に響いているのか
この程度で何言ってんのって思う人もいるかもしれないので
どうしてこんなに僕が喜んでいるのかをインタビューを引用しながら書いていこうと思う



長くなりそうなので項目をピックアップする
・和をテーマにした新ダンジョンの開発をスタート
・信長コインのコンセプトについての言及、並びに攻城対戦支度書の廃止
・荷物整理についての言及と実際の対策
・お供の餌やりシステムの簡易化
・楽市楽座の改善とそこで触れた似たようなアイテムという言及
・小規模な変更についての事前告知
・動画の音源利用についての一部解禁と、今後についての言及
・画像加工の解禁




それではそれぞれの項目について僕の見解を付けていく
ただし、これらは僕がインタビューを読んで感じたことであってコエテクがこうしていくという事ではない、読み違えてることもあるかもしれないし、ミスリードもあるかもしれない
今後についての保証ではないのでその点は誤解のない様にお願いしたい




・和をテーマにした新ダンジョンの開発をスタート
もう新ダンジョンを作る余力はないと思っていた、でも一応暑い時期中にはリリースという事で開発しているらしい
開発リソースをつぎ込める余力があるというのは嬉しいことだし、ゲームの継続についてもしばらく心配する必要がないということでもある
恐らく信オンはもうずっとそうなので、インスタンスダンジョン(パーティごとに生成されるダンジョン)なのは間違いない
開発期間的にも探索型ではなく、幽霊船の様な形になるだろう
どういった形でも開発にリソースを注ぐスタンスをとにかく歓迎する




・信長コインのコンセプトについての言及、並びに攻城対戦支度書の廃止
これはそのまま言葉を引用したい
コンテンツではないのですが,「信長コイン」というゲーム内通貨の調整も行います。信長コインの当初のコンセプトは「戦国世界がより楽しく,より快適に」というものだったんです。このコンセプトにもう一度立ち返り,先日「攻城対戦支度書」というアイテムの交換を終了しました。
 ほかのプレイヤーのお城を攻める攻城対戦には1日あたりのプレイ回数に制限があるんですが,攻城対戦支度書はそれを増やせるアイテムです。しかし,ランキングを競われているプレイヤーの皆さんからは,アイテムによる影響が大きすぎるというご意見を多くいただいていました。

中略

今後は,毎日のプレイがより楽しく,より快適になるようなサービスを重視したいと考えています。
これ、表面的に読むと『ほーん』で終わるけど
営利団体として、上場企業関連として中々難しい
『非を認める』という行為をやっていることを本当に評価したい

つまり攻城対戦支度書は間違っていた(ここまで積極的ではないとしても良いものではなかった)と自分から認めてるという事
そして、最後の毎日のプレイがより楽しく、より快適になる様なサービスを重視したいという言葉からはガチャ傾倒をやめるんじゃないかという期待感も持てる
とはいえ個人的にはガチャは無くならないと思う
ただ今の様なすぐに新しいお供が出て陳腐化していくみたいな流れは回避するということかな?
という程度の期待感は持っている、この辺は本当に期待してるだけなので誤解しない様お願いしたい




・荷物整理についての言及と実際の対策
川又PDが自身で言及したというのが非常に大きい
引用する
15年間もサービスが続くと,膨大な数のアイテムが生まれます。例えば復帰したプレイヤーさんが,荷物整理で1日が終わるというほどの量なんです。こうした不便さの解消は1つずつコツコツ解決していくしかなくて。しかも結構な時間とコストが掛かります。とはいえ,避けては通れない道なので,まずは御蔵番(いわゆる倉庫)の拡張を,6月12日に実施します。
『復帰したプレイヤーさんが、荷物整理で1日が終わる』
わかってんじゃねーか



で終わろうかと思ったけど
解決しようとする姿勢は本当に嬉しい
まず戦闘後の要らないアイテムを拾わない設定、どういう風にしていくのか判らないけど使いやすいものだと嬉しいなあ
ただ、クエストの報酬から出てくる廃棄物の方が問題になる気はする
生成物開けられない問題…
その辺も長い目で期待してみていく


・お供の餌やりシステムの簡易化
多分これはインタビュー内で言ってる事と連動してデータが出たんだと考える
週3日以上ログインが9割、10年以上のプレイヤーが7割
ログボ的に毎日無理矢理ログインさせる仕組みいらねーじゃんと
毎日やらなければならないことは結果的に自由なプレイ時間を奪う物だから改善は嬉しい
こういうの地味に面倒に、辛くなるものだからね




・楽市楽座の改善とそこで触れた似たようなアイテムという言及
『九十九と魔導器等似たようなアイテムが非常に多く』
それ言っていいの?
大丈夫?
アップデートの目玉が似たようなものだった、しかも連続でって言ってる様なもんだけど
こういう脇の甘さが川又さんにSNS直接やってもらいたくない要素なんだよね
ただここに触れたってことはもしかしたら成長要素が多すぎる点の改善もあり得るかもしれないなあと個人的に期待する
しかし4gamerとならツーツーだろうし記事の事前確認もしてるだろうに誰もここに問題を感じなかったのだろうか



・小規模な変更についての事前告知
これ、凄く手間掛かるし無駄に批判の声集める可能性があるけどやるんだなあ
小規模なら事後でも良い気はするんだけど事前告知するっていう点にやる気を見た




・動画の音源利用についての一部解禁と、今後についての言及
今回凄いなって特に思った点の一つ
今まで16年間『だめだよぉ』って言い続けてきたものをついに変えると
PS4シェア機能のみとはいえ連動させるとYouTubeとTwitter、Facebookまで動画が投稿できる
PCからはまだダメそうだけど、この辺りは規約更新後、明日のメンテ以降にもう一度しっかりと確認したいと思っている

仮にPS4からだけでも、今まで全くダメだった動画配信を出来る様にした
これは権利関係に金を突っ込んだということ
個人的に絶対無理な部分だと思っていただけに凄いと思う
川又PDの本気を見た想いだ


コレについても今どき配信に音ダメとかありえないって思う人もいるだろうと思う
比較するのは当たり前だと思うけど、今どきのゲームは最初から配信ありきで権利関係が整った状態で作られてるという点が全く違うという事を思い出してほしい
16年前、ゲーム配信なんて概念がほぼない時代に作られた規約、権利周り、これを変えるための労力とコスト
それらを会社から引っ張り出して動かした
繰り返しになるけど、個人的には絶対に無理だと思っていた、川又さん本当にお疲れ様でした





・画像加工の解禁
これは正直もっと早くやれやって思っていた
自社内の権利関係だけなら法務とやりあうだけだろと


以前に著作権絡みの件で記事を書いた
全く別な人の話だったのだが画像加工がダメという点を説明したら
おしゃれ店長さんに突っ込みが入ったことがあった
アレは本当に焦った

本当に愚かしい行為なんだけど、看過してるものを確認したらダメって言うに決まってる
また、言わなきゃならないのが企業だ
どれだけ素晴らしい、皆を楽しませるものであっても、そこを厳密に規約で確認すればNGになる


でも前から言っていた通り、運営側からすればプラス効果しかないおしゃれ店長さんの様な画像加工は歓迎していたはず
誰がどう見てもネガティブな要素がない、広告効果しかないものは、取り締まられるわけがないと言ってきた

それが今回そのまま文面になっているのを見て、まあ企業的にはそう考えるよね、どう考えてもと思った
引用する
「吹き出しや文字の追加,演出の追加等,ゲーム画像の利便性・価値を向上させるために必要な範囲の改変」
『ゲーム画像の利便性・価値を向上させるために必要な範囲の改変』

上手い表現を見つけてきたものだ
つまりネガティブな、運営を揶揄し、価値を低下させるような画像加工は規約違反になる
店長のようなポジティブで楽しめ、広告効果があり、価値を向上させるものはOK
前から言ってる通りの事が文面になった


本当に店長に矛先が向いたときは個人的に青くなったし、申し訳ないと思った
鎮静化してくれて本当によかったし、店長が活動を続けてくれてよかった
あれ以来店長の活動に僕が言及するのは極力控えていたのだけど、これでやっと全力で素晴らしいという事が出来る





長くなったのでそろそろ締めたいと思う
僕が何故凄まじいと思ったのか、その理由をつらつらと書きつらねてみた
難しい、無理だろうと思っていたことをやると言ったこと
非を認めて改善したこと
クソ野郎がどっかへ行ったこと
これだけでも十分今回のインタビュー記事は素晴らしいものだったと思う




最後にインタビューの最初の方で川又さんが言ってる内容、これ結構本音で言いたかったことなんじゃないかと思う部分があるのでちょっと引用したい

そもそもプロデューサーとディレクターとでは,考え方の優先度が違います。例えば,ディレクターはプレイヤーの皆さんとの触れ合いを通して,感じたり,“やりたいこと”が出てくることがあります。しかし,プロデューサーはより多くの方に長期にわたり遊んでいただけるよう運営を行う責任があり,“やりたいこと”全てを実現する判断を下すのは難しい場合もあります。ですが,2つの業務を兼任しているからこそ,運営面とプレイヤーの皆さんのやりたいコンテンツの提供の両立ということにもチャレンジができると思うんです。


これは良く言ってるだけでプロデューサーはより多くの売上を、と僕は読んだ

そして短期的な売上を求めるプロデューサーが居た
本来の意味では川又さんの言うように長期的に遊んでもらえる運営を行う責任があると
川又さんが抱えていた葛藤だったり、遠回しな皮肉だったりするんじゃないのかなあと



今後の運営を、期待を持ってみて行きたいと思える内容だった
川又PD応援します、頑張って下さい