伊崎さんのブログの下記2記事を昨日はじめて目にした。


リクエスト記事 もののふ連合について

続・もののふ連合について


なるほどと思い、自分にはない視点からの切り口を面白く、また率直に感心した。

ただ、妙にしっくりこない違和感をいくつか感じた。
ツイッターでそれをツイートしたところ伊崎さんご本人からリツイートを頂いた。

あやふやなままでは意味の判らない非難で終わってしまうと思った。
今まで自分がブログで何かを述べたとき、議論的な内容のときにはレスポンス記事をいただいたりしていた伊崎さんへ曖昧には出来ないと思い一晩その違和感を考えた。


ある程度まとまったので自分なりに文という形にしてみたいと思う。


前提として申し上げるが、伊崎さんともクリスさんともゲーム内で絡んだことは一度もない、はず。
とくに知人というわけでもなく、もののぷ連合に自分が参加しているわけでもない。
出来る限り中立的に考えをまとめたつもりである。



違和感の正体は大きくまとめると3つあった。

1つは、個と通念の区別の曖昧さ
2つは、リスクの定義と表現について
3つは、最後の批判パートについて



順に詳細を述べていく。
1つ目『個と通念の区別の曖昧さ』

これが一番大きな違和感だった。
何かというと、クリスさんのつくった『もののぷ連合』を今実際にある個とするなら
伊崎さんの述べていらっしゃる『もののふ連合』は『もののふがいっぱい集まった集団』という通念に対するものであるから。


一見違いがないと思われるかもしれないがこれは明確に違っている。
クリスさん達の『もののぷ連合』に対してなのか、『もののふの集団』に対してのものなのか。

ただこれについて、違和感が大きかったのはコメントまで一気に読んだからかもしれない。
記事ではもののふの連合とはという意味合いで書かれているのに
コメントではクリスさんたちの『もののぷ連合』についてという形が殆ど。
どっちかというと『書き手と読み手の認識の差』が、俺に違和感を生み出したように思う。




2つ目『リスクの定義と表現について』


これは下記文章を見たときに感じた。

自分は絶対に殴られる事のない安全な場所に身を置きながら
気が向いた時に気が向いた相手を好き勝手殴る
そして気が済めばまた安全な場所で悠々自適


これは国に所属していながら合戦にあまり参加しない人のことや
勝ち馬と呼ばれる勝ってる国に集まる人、勝ってる合戦に参加する大部分の人のことといっても違和感がない文章なのではなかろうか。


メリットとデメリットというのは表裏一体で国にまつわるメリットを捨てるからデメリットも捨てることができる、逆もまた然り。
『攻め込まれない』ということは『攻めることができない』ということでもあり好きなところと好きに合戦が出来るわけでもない。



生き残り、勝ち上がりという国ごとにそれぞれ外交目標があって
国という単位で外交の中の一手段として合戦があって
仕様として同盟国が作れて、敵対国も作れる。

各国で国というものに属して、尚且つそれを盛り上げようと頑張っている人たちがいる。

伊崎さんの表現で
頑張って頑張って「勝ちを治めようとしてる人達」
というものがあった。

国を生き残らせよう、天下を取ろうという努力の中に、
これだけの自由度の中に
国単位の外交があるなら第三勢力に対する外交があってもいいという発想
がなかっただけだ。
国に拠っている人間の努力を破壊する行為という定義にはこれだけ努力してるんだからという視点も見える。


同盟国と打ち合わせや根回し、どこを攻めるどこに援軍を出すなどの調整ができるなら、
クリスさんや中の他の人にプレゼンすればいい、『次はうちの陣営で参加してください。』と。
それが彼らの納得のいくプレゼンならば次回の合戦では国力が増強されるだろう。


むしろばらばらにいるもののふという第三勢力の一つの大きな窓口が出来るのだからそれは喜んでいいくらいなんじゃなかろうか。



3つ目『最後の批判パートについて』


これ書いてて気持ちよかっただろうなと思う。
こういう経験はこのブログも含め俺にもある。

国勢を変えたいなら国を捨てちゃだめ、これは逆なんじゃないかなと思う。
今の状況で国勢を変えたかったら一つの国に属していたら無理だろう。
もう何年も積み重なってきたものが大きく、固くなりすぎている。
大きく強い国で、議長になるのはその国の中である程度の人間関係が出来ないと難しいだろう。

議長やら国やらというのもある意味でロールプレイだ。

そして一つの国の中で変えようとする行為は国勢優先ではなく、当然だが所属している国優先となる。
国勢を変えたい≠所属国の勝利 
である以上、所属国の議長になったとしても所属国の利を優先しなければならない。
つまり本当に国勢という大局を変えようとするなら国に所属していては駄目だ。
一国の中から変えられるのは自国の立ち位置くらいのものだろう。


合戦を盛り上げるという点についても同様。
もう十年を超えるゲームだから皆わかってるだろうけど一般論で勝ち戦以外には余り人は集まらない。
※以前そういった趣旨の記事を書いてたくさんコメントを頂いた。
なら原則負け戦に味方するという『もののぷ連合』が参加すればそれがひっくり返るわけだ。

物資を使う準備をしてきた云々もそう。
もののふが援軍に来るのを疎ましいと思う人は嫉妬だったり羨望だったり、討ち取りの履歴だったり、自尊心だったりともかく自己の都合において不都合があるからそう思うのであって。
基本的に純粋に自国の勝利のために準備に精力を注いだ人ほど自国が勝って喜ばしくないはずがない。


逆に勝ってる側からしたら邪魔以外の何者でもないだろう。
それこそ伊崎さんの仰るように準備や根回しなどもして、さあ勝ち戦だ武将やりまくるぞ、P狩りましょうといってるところで全部もののふさんにさらわれるなら面白いはずがない。


だから勝ち馬のりの『もののふ連合』であるならば自然淘汰される。



以上の三つが大きな違和感だった。




最後にもののぷ連合そのものについて。
どんどん野党みたいな立ち位置になってるけど一つの精鋭徒党の参加で戦況がひっくり返るような小さな合戦じゃなく、百人単位の参加者がある戦場で本当に戦況をひっくり返す活躍をされることを興味深く、期待してみています。



最後に
書いた記事をアップ前に読み返してみて
卑怯者っていう表現にアレルギーがあったのかなと思う。
昔の仕様では天下統一はほぼ100%無理だった。
今では逆に天下統一は100%行われる。
2大勢力に入らずとも少なくとも滅亡しなければリセットされるのだ。

生き残りにしがみつく弱小国。
一方的な戦ばかり楽しむ強大国。
滅亡されてそのまま従属する滅亡国の所属者。
力及ばず敗残したにもかかわらず他の国に行ってまでまだ抗い続ける客将。

表現一つでどれも卑怯者だらけになるように思う。

合戦を仕掛けられることがない
という一点においてもののふを卑怯と定義するのは今の仕様とは合わないように感じたのだろう。



まあ、知らんけど。

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